鼓室形成術について

手術を受ける前に、この「鼓室形成術」についての説明を主治医の先生から受けました。
大まかな内容は以下です。

「鼓室形成術」
1)麻酔:
全身麻酔

2)手術の目的:
聴力の回復 耳漏の停止
*聴力の回復は、個人差もあり、術後にならないとわからない。

3)手術所要時間:
1.5~2時間

4)手術内容:
耳の後ろ部分、耳介付着部分の後方を6-8cm程度切開し、側頭骨に達します。側頭骨より、骨膜、骨パテ(粉)を採取。
側頭骨を削開して、中耳腔に入り不良粘膜などを摘出。
耳小骨は機能していれば温存。機能していない場合は、摘出し耳介軟骨、あるいは耳小骨の一部で代用。
採取した骨膜で鼓膜を作り、骨板や骨パテで中耳腔全体の形成を行う。
外耳道にガーゼをつめ、耳後部を縫合して終了。

5)合併症について
①内耳障害:聴力低下・めまい
②顔面神経障害:顔面神経麻痺
(発生頻度はきわめて稀(まれ))
③鼓索神経障害:片方の味覚低下が生じる場合がある。日常生活にはほとんど影響ない。
④耳介のしびれ 2-3カ月間(個人差による)

6)術後経過:
術後、合併症が見られない場合、歩行可能、食事も可能
術後、2日は手術部位保護のため、包帯を巻く。
術後、6日目に耳内ガーゼの交換開始
術後、7日目に抜糸
術後 8日目に診察後、問題なければ退院

退院後、1週間目に通院 経過が良ければ、1カ月後、さらに3カ月後に通院(経過観察)

大体の内容が以上です。

他には、入院費用が3割負担の場合、27-35万円(高額医療費制度適用可能)

手術内容については、難しい内容ですが、絵に描いて細かく説明していただきました。
また、合併症については、耳の内耳の周りには、細かな神経が通っているので、その神経を傷つけてしまうと、上記のような麻痺が残る場合があるようですが、きわめて稀のようです。

耳介のしびれは、しかたがないですね。(耳に限らず、切開・縫合した場所は、しばらくしびれ・違和感はありますから)

手術内容についての説明は以上です。この他は、全身麻酔についての説明も詳しくしていただきました。(麻酔科の先生より)
主な内容は、合併症についてのことですが、こちらもかなり低い確率です。
(100%大丈夫はないので説明されているという感じです。)

聴力に関してですが、おそらくどの先生も「術後になってみないと解らない。」と言われると思います。
誰しも、聴力回復を望んではいますが・・・絶対・必ずはありませんから当然の言葉だと思います。

私は、心の中で「今より回復しますように!」と思いつつ、黙ってうなずいていました。

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