聞こえにくいことからくるストレス
いままで書いたような調子で、月日が過ぎていきます。
そして、年に2~3回、中耳炎になることが続きます。
耳垂れの量はいつも少なく、毎回どおり、すぐに止まります。
が、止まって鼓膜が乾燥?するまで、元の状態になるまでは、やはり、聞こえが悪いです。
仕事中でも、人の話が聞こえにくかったり、何度も聞き返してしまったりと、中耳炎になっているときのストレスは、なった人にしかわからないと思います。
聞こえが悪いというのは、イライラがつのるものです。
しかし、話している相手の人も、何度も聞き返されたら、イライラするするだろうな~という考えが、私の中に少しずつ生まれてきます。
中耳炎は、すぐに治りますが、年に2~3回なるのは数年続き、私の年は40代半ばになりました。
このころから、耳に関することで、多くのストレスを感じるようになっていました。
中耳炎は、すぐに治るのですが、治っても聞こえがだんだん悪くなっている気がしていたからです。
1)テレビをつけていても、妻や子供が、「音が大きくない?」と小さくされ、その音が、あまり聞こえない・聞こえにくい。
2)会社で、話をするのですが、人によっては聞こえるのですが、聞こえない人は全く聞こえない・聞こえづらい。(声の質・高さ・大きさによって、聞き取りやすい人と、聞き取りにくい人が、はっきりしてくる。)
聞こえが悪くなっているのが、どのくらい悪いのかの目安がわからない。周りの人にも聞きにくい。
聞こえないことがあっても、聞こえるふりをすることもでできます。何度も、聞き返したら悪いし…会話の流れをふさいでしまうので…
自分自身の中で、聞こえずらいことでのストレスがだんだんたまっていました。
そして、いつもの耳鼻科に相談に行きました。
中耳炎になると、耳垂れの量は少なく、すぐに止まるのだけれど、だんだん聞こえが悪くなっている気がする点を伝えました。
そして、聴力検査をしていただきました。
後から考えてみると、いつも、中耳炎になってから、耳鼻科に行っていたのですが、中耳炎が治ってから、普段の聴力検査はしていませんでした。
(会社で受ける年に1回の健康診断では、右耳が聞こえにくいとは、判断されていましたが、自分自身では、鼓膜に穴があいているので、納得済みで、その後の細かな聴力検査は受けていませんでした。)
聴力検査の結果は、右耳は、通常の半分ぐらいしか聞こえていない状態でした。
先生からも、普段、聞こえが悪くて不自由があるんじゃない?と言われ、その通りです。と答えました。
1/3ぐらい穴が空いているのは知っていましたがと伝えると、先生は、「もう少し空いてるよ。2/5ぐらい。」と言われました。
鼓膜の穴が大きくなってる…
だから、だんだん聞こえが悪くなっていたのか?
何度も中耳炎になると、すぐには、治っていましたが、そのたび、穴は少しずつ広がっていたのかもしれません。
先生から、補聴器か、鼓膜の手術を勧められました。
「年齢からして、まだまだこれからだから、手術を進めるんだけど、仕事もあるだろうし…」と言われました。
それよりも、30年以上前だけど、手術を受けたけど、うまくふさがらなかったことが気になり、尋ねると、「今は、聞こえの向上は個人差があるけど、ふさがらなかったというのは、ほとんどないよ。」と言われました。
もし、手術をうけるつもりがあるなら、県内に、その手術で有名な総合病院があるから、紹介状を書いてくれると言っていただき、その日は帰りました。