退院後に注意すること(したこと)

退院と同時に、普段の生活に戻れればいいのですが、まだ、耳の中が乾燥していない状態なので、退院するときに、退院後に注意することについて、いくつか説明がありました。

●高層階へのエレベーターは避けること。
●飛行機に乗ることは避けること。

エレベーターや飛行機は、気圧の変化で耳への負担があるということです。
これは、よく言われていることですね。
ちなみに新幹線も聞きましたが、新幹線もなるべく乗らない方がいいと言われました。

●耳の中に水が入らないように、入浴・洗髪時には、シャンプーハットあるいは耳栓を装着すること。
これも当然のことで、一番気をつけなければいけないことかもしれません。

シャンプーハットもいいですが、耳栓の方がいいと思います。
この耳栓ですが、固い耳栓よりも、ウレタンのような素材で指で丸めて、耳に差し込むと膨れてきてフィットする耳栓が一番お勧めです。

しかも、入浴時は、体が温まるせいか、耳の中も「耳鳴り」のような感じが一番でやすいです。
私の場合、耳の中で、血液が流れるような「ドクッドクッ」するような感じで、違和感がありました。
お風呂から上がって、1時間ぐらいすると自然と直っていきます。

●激しい運動は避けること。
退院後は、激しい運動等はしない。というよりできないと思います。びびって。
階段の上り下りでも、耳の中で結構、耳鳴り「ドクドク」する感じがあり、大丈夫かなと思うことが多々ありました。

しかし、退院後に仕事に出る人は、職種によっては、体を動かすことが多い方もいると思います。
この点は、退院時によく先生に聞いた方がいいと思います。
退院後に、せっかく塞いだ鼓膜に再び穴が開いてしまう(はがれてしまう)ことがあってはいけないので。

どのくらい運動を控えた方がいいのかということですが、個人差はありますが、私の場合、術後1か月目の診察の時に、運動のことを聞いたら「もう全然運動してもいいですよ」と言われました。

実際は、もっと早く運動してもよかったのかもしれませんが、先生から言われてからの方が安心ですね。
(と言っても、私は普段からそれほど運動を頻繁にしている方ではありませんが・・・)

●1日5回ぐらい耳抜きをすること。
鼓膜の弾力性を上げるが目的なのか、退院時に看護師の方から「耳抜き」の仕方を教えていただき、自宅に帰ってからも1日に5回程度行うように言われました。

しかし、この「耳抜き」は、少し勇気がいるものです。
私の場合、小さい頃に中耳炎になる原因で、よく覚えているのが、風船を膨らますと、だいたい後日に耳の後ろが痛くなり、中耳炎になっていた記憶があります。
この耳抜きも、ある意味、同じような気がして・・・。

看護師の方は、強くしなくてもいい。できなくても無理にはしないようにと言われましたが、どの程度すればいいのかもわからず、結局、うまく出来ていたのか、出来ていなかったのかわからないまま、していました。

●耳掃除は、耳かきでは行わず、綿棒ですること。奥まで入れないこと。
耳掃除は、退院後、しばらく(数か月)はしていません。
通院時に、先生に診てもらった時に、耳掃除をされていた程度です。
気にはなりますが、とにかく、耳の中はつつきませんでした。

おおまかには上記のことでした。

カテゴリ:鼓室形成術 退院後の経過2016
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