鼓膜穿孔(鼓膜に穴)の経過とそれによる影響について*画像有

他のページでも書きましたが、30年以上前に慢性耳漏性中耳炎で鼓膜に穴があきました。
手術しましたが、結果ふさがらず、しばらくそのままで数十年が経過。

この間、特に不自由なくらいの聞こえの悪さは感じていませんでした。
左の耳にくらべて少し聞こえが悪く感じるぐらい。

その後、しばらくは中耳炎もなく過ごしていましたが、10年前ぐらいから年に2~3回中耳炎になり続けました。
原因は、鼓膜に穴があいているため、ばい菌等が中に入りやすく、その結果、中耳炎になっていたようです。

10年ぐらい前に、中耳炎になったとき、病院で撮ってもらった鼓膜写真がでてきましたので、UPします。

この時、先生からは鼓膜の1/3ぐらい穴があいているという説明だったと思います。
「いずれは鼓膜をふさぐ手術も考えた方がいいですよ」と言われていたのも、この時期ぐらいからだったと思います。

この時、耳裏を切開することなくできる手術の説明もしていただきました。(鼓膜形成術)
特に、聞こえにはそれほど不自由は感じていなかったため、すぐには手術も考えませんでしたが、このぐらい穴があいていると、中耳炎になりやすいんだな~という実感がでてきたのがこの時期です。

実際、中耳炎になると、耳垂れ等は、すぐに止まるのですが、もとの違和感を感じることなく聞こえる状態に戻るには、1週間ぐらいかかります。経験者の方はわかると思いますが、この間は、けっこうストレスを感じますね。

「あ~。また耳垂れでてきた。中耳炎か~。うっとうしいな~。」という感じです。

しかし、わりとすぐに治る為、この繰り返しで数年が過ぎていました。
相変わらず、年に2~3回は、中耳炎になっていましたが、年月が経つと、耳の聞こえにも影響が出始めました。

人に聞きかえすことが多くなったり、家族にテレビの音量が大きいよって言われたり。

その後、また中耳炎になっとき、病院で鼓膜の写真を撮ってもらいました。
画像がないので、上の画像に書き足すようになりますが・・・

黒く囲った部分ぐらい鼓膜に穴が空いていました。
上の写真を覚えていたのもあり、この時は、少しショックでした。

中耳炎による耳垂れはすぐに止まっていたので、あまり気にしていなかったのですが、少しずつ鼓膜の穴が大きくなっている状態でした。

このくらい空いていると、聴力も健常者の6割ぐらいしか聞こえていない状態で、先生からも聴力検査の結果で、「普段の生活に支障はでていないですか?」と言われました。

実際私が、このたび鼓室形成術の手術をお願いした時が、このぐらい穴が空いている状態の時です。

穴が大きくなればなるほど、普段の生活に支障はでますし、鼓膜の奥にゴミやばい菌が入りやすく、中耳炎になりやすくなります。
お風呂に入り、頭を洗っているときに少し、耳に水が入っただけで、中耳炎になっていました。

また、私の思い当たる中耳炎になる原因の一番が、一時期、乾燥肌になっていました。
耳の中もカサカサになることが多くなり、寝ているときに、寝返りで右耳が上になってしまったときに、そのカサカサになった皮?(耳垢?)が耳の奥に入ってしまって中耳炎になっていたのではと思います。(憶測ですが・・・乾燥しやすい冬になることが多かったため)

病院の先生からは、手術のほかに、補聴器という話も聞きましたが、補聴器で聞こえはカバーできても、中耳炎の解消は望めません。
鼓室形成術で鼓膜がふさがり、中耳炎にも術後なっていない今となると、手術はしてよかったと思いますし、もっと早く(鼓膜の穴が小さいうちに)手術を検討しておけばよかったと思います。

生活に困るぐらいにならないと、手術等も検討しなかった私ですが、早くにしておけば、この間の中耳炎は避けれたのかな?と思います。